Mr.しょーん

挑戦と失敗から学ぶ 薬大卒 海外在住医学生の色々日記

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しょーんの人生回顧録 Part.6〜薬局実習にて〜

どうもこんにちは、しょーんです :))

前回もお話したように薬学部では

5年次には病院と薬局で実習があります。

実際に現場にでて薬剤師の業務を体験するのです。

 

これが境でしょうか。

もう薬学部の道に未練がなくなります。

 

ということで転機にもなったであろう

実習のお話になります。

 

 

病院実習

 

大学病院で実習しました。

内容としては患者の持参薬確認。

 

薬剤部ではピッキング、処方箋の監査

在庫確認、塗布薬や輸液などの調製。

 

 

やる気がないとはいえ

患者がいる現場なので適当にやる訳にもいかず

それなりにちゃんとしてました。

 

 

 

 

ちなみにですが

薬学生がここで苦労するのは

お薬には一般名商品名があり

それらを一致させること。

 

例えば胃潰瘍や十二指腸潰瘍につかう

プロトンポンプ阻害薬(PPI)に

 

商品名:タケプロンカプセル

一般名(主成分):ランソプラゾール

 

 

というものがあります。

みなさんがよく目にするのは商品名で

薬学生が勉強するのは一般名の方なのです。

 

というのも同じ主成分でも

製薬会社によって商品名が違ったり

(添加物などが違ったりする)

たまに商品名の変更があったりするので

元の一般名を勉強しておいた方が

応用がきくからです。

 

 

ですので現場では

常にこの一般名と商品名の擦り合わせを

しながら業務に励んでいました。

 

 

 

そしてこの頃から

お試しにと河合塾などの模試を

受け始めるようになります。

 

ですので終わったら

大学病院の図書館に直行して

少し勉強してといった日々。

 

実習は楽しくなかったですが

とりあえず前進してる感はありました。

 

 

薬局実習

 

ちなみに薬局実習の前に

先生付き添いで挨拶に行くのですが

 

"絶対に医学部のことは言わないで"

 

 

と先生に言われてましたw

確かにその薬局に薬剤師になるための

指導をしてもらうのに失礼っちゃ失礼か。

人によっては怒るかもなwww

 

 

ということで実習はスタートして

最初の数日だけ良い子にしてました。

 

ただ薬局長の歳が近かったり

予想外に薬局長や他店舗の方にも

すごく可愛がってもらい

ご飯に連れて行ってもらったり

休みの日には保有されてた別荘で

麻雀などもしてましたw

 

その頃にはもう良い子は卒業してましたw

 

 

 

そしてある日

薬局にグループの偉めな人が来ました。

 

 

"将来どんな感じになりたいの?"

 

 

と唐突に聞かれました。

 

 

 

....

 

 

ダメだ....

 

 

 

言っちゃダメだ....

 

 

僕がなりたいのは....

 

 

耐えろ....

 

 

 

....

 

 

医者です(´・Д・)」

 

 

嘘つけないので

あっさり言ってしまいましたw

 

 

そこで帰ってきた言葉。

 

 

"いいねぇ〜キミは

薬剤師なんかになるべきじゃないよ!!"

Go for it (=´∀`)人(´∀`=)  !!!

 

 

反応としては意外でしたwww

理由としては面白くないからだそう。

 

 

これ以降、薬局側から理解をもらえ

簡単な業務に切り替えてもらいましたw

 

 

理解ある人たちで良かった...

そう安堵すると共に

 

 

"自分たちのやってることを人に勧められない業界ってどうなんだ?そんな場所に身を置きたいか?"

 

 

とこの疑問が決定打となり

薬学からは離れようと決意しました。

 

 

実習は終わり...

 

現在でも薬剤師であることを

自慢している人は周りには少なく

(もちろん誇りを持っている人もいるでしょう)

 

薬剤師であるメリットを聞いても

返ってくる言葉は"安定"

"ある程度定時であがれる"などです。

 

 

もっと変態チックに職を愛する人が

薬剤師にいればその道に進んだでしょうが

人や環境も自分に影響するファクターなので

価値観がまったく違うしょーんが

今世で戻ることはないでしょう。

 

 

"いくら失敗してでも

 自分の人生に胸張って生きたい"

 

"刺激のある人間と環境で

  時間を過ごしてみたい"

 

 

そんな気持ちが芽生えたのです。

ただそれには自己研鑽が必要でした。

 

ちなみにどんな職業でも誇りを持って

働いてる人はかっこいいと思います。

つづく

 

 

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